「コンピュータアーキテクチャ技術入門」読書会#2
毎週水曜にSkypeで行っている読書会、2回目の今回から軽く議事録を付ける事にしました。
現状2名でしっかりと理解を深めたらページをめくる、というペースで進めています。
1.2 プロセッサの基礎
プロセッサは以下の動作を順番に行って命令を実行している
IF(Instruction Fetch) メモリから命令を読み出し
- DE(DEcde) どのような演算(やその他の操作)をする命令かを解釈
- OP(OPerand read) 演算に必要なデータをメモリから読み出し
- EX(EXecute) 演算を実行
WB(Write Back) 演算結果をメモリに書き出す
IF,DEなどコンピュータが行う一つの動作をサイクルと呼んでいる
- 2GHzのプロセッサであれば1サイクル0.5nsで実行でき、1秒間では20億サイクルに達する
- 一つの命令サイクル(IF~WB)が終わるまで次の命令を待つのではなく、可能な命令は毎サイクル実行するための仕組みとしてパイプライン処理がある
- プロセッサのサイクル実行速度にメモリの読み書き速度が追いついていない(1/10ほど)ので、プロセッサとメインRAMの間に数種類のキャッシュメモリ(高速&小容量〜低速&大容量)を経由させている