Linux標準教科書ver2.0.0 第1章 Linuxとは(1)
1.1 基本ソフトウエアと応用ソフトウエア
- 動作しているコンピュータには大きく分けて2つの部分がある
- ハードウェア
- ソフトウェア
- ハードウェア = コンピュータの機械そのもの
- ソフトウェア = ハードウェアで動作しているプログラム
- ソフトウェアにも大きく分けて2種類存在する
- 基本ソフトウェア
- 応用ソフトウェア
- 基本ソフトウェア = Operating System(OS) Mac/Windows/Linuxなど
- 応用ソフトウェア = OSの上で動くソフトウェア Excel/Wordなど
1.1.1 基本ソフトウェアの役割
応用ソフトウエアが動作する際に必要な「部品」を提供する役割
- 応用ソフトウェアにはウィンドウ、メニュー、ツールバーアイコン、ファイルを開いたり保存する際に出てくる確認メッセージなどがあるが、これらの機能を各応用ソフトウェアで個別に実装していてはソフトウェアの作成が大変になってしまうので、応用ソフトウェアで高頻度に使われる機能については、基本ソフトウェアが提供し、応用ソフトウェアはそれを呼び出すことで利用できる
ハードウエア という「資源」を管理するという役割
- この場合の「資源」とはコンピュータが提供できる機能・能力(メモリ/CPU/ディスプレイなど)
- 本来コンピュータは同時に一つの処理しか行えないのに複数のソフトウェアを同時に動かせるのは、各ソフトウェアを非常に短いタイミングで切り替えているから(コンテキストスイッチ)